施設探しを誰に頼むのが正解? 相談相手でのメリット・デメリットの解説

施設探しは誰に頼むのが正解?
相談相手でのメリット・デメリットを解説

施設探しを検討するとき、どなたにサポートをお願いしますか?入居される本人様や家族様自身で探しますか?

病院のソーシャルワーカー様・退院調整看護師様への相談

入院中であれば、退院後の生活場所について一番に相談するのがソーシャルワーカー様かと思います。現在の治療や今後の治療にも詳しく、主治医の先生からの病状説明にも同席してくれ、退院の支援では非常に心強い存在です。

施設探しにおいても重要な存在であるソーシャルワーカー様ですが、ソーシャルワーカー様の業務は多岐に渡り、また、担当される患者様も多く非常に忙しいのが難点です。

医療ニーズの高いかたの退院調整は非常に確認が多く、また専門性が高いため最近期待度が高いのが退院調整看護師という新しい役割の方です。ソーシャルワーカー様に加え非常に頼りにさる存在ですが、退院調整看護師様も同様に多忙です。

メリット~介護施設との利害関係がないことから、忖度のない施設探しが可能。病状や今後の治療を含めて施設の選択ができる。
専門学校または大学を卒業した社会福祉士、精神保健福祉士、看護師という国家資格を持つ専門職が対応。

デメリット~非常に多忙なため、一人ひとりの患者様に多くの時間を割くことが難しい。病院から遠いエリアの情報が不足していることもある。

居宅支援事業所のケアマネージャー様への相談

介護保険のプロと言えばやはりケアマネージャー様です。在宅だけではなく、介護施設の分野でも活躍されるケアマネージャー様は施設の仕組みや情報にも詳しく、介護施設での生活について相談するにはうってつけと思われます。

しかし、多くの利用者様を抱えるケアマネージャー様もまた非常に多忙です。毎月10日が締めとなる介護保険請求業務は、1日から10日までは非常に忙しくなります。また、月末は翌月のケアプランの作成や利用者様への聞き取り訪問等で忙しく、合間を縫って担当者会議を行うなど月の中旬に余裕が少しあるかないかの程度です。熱心なケアマネージャー様になればなるほど業務は多忙を極めます。

メリット~担当しているかたの心身の状況をしっかりと理解し、その方に合わせた施設の選択、案内が可能。
実務経験5年以上で合格率10~20%の介護支援専門員の資格を取得した専門職。

デメリット~業務が多忙が故に施設探しへの時間投下が難しい。担当エリア以外の施設は詳しくない場合もある。

介護施設紹介会社への相談

施設を探す時に頼りになるソーシャルワーカー様やケアマネージャー様が非常に多忙なため、滞りがちな介護施設探しを助ける救世主として誕生したのが介護施設紹介会社です。専属の担当者が病院や居宅介護支援事業所、ご本人やご家族、後見人の方などを繋ぎ、施設選択の相談から調整、見学同行など代行して行ってくれる強い味方です。介護施設側としても、自社の特徴に合った入居者を集めてくれたり調整してくれるありがたい存在でしたが・・・。

しかし、最近多くみられるのが、介護施設へ紹介する際の紹介料欲しさに、入居される方の利益より自分たちの利益を優先する紹介会社の急増です。

施設の多様化と介護保険の複雑さで混乱する入居希望者に対して、入居希望者の希望する条件の施設ではなく、紹介会社にとって都合の良い(利益率の高い)施設を紹介する行為が横行しています。

介護施設の中には、高齢者虐待や不正行為、介護事故の放置や隠蔽を行う施設も存在します。評判の悪い施設と知りながら、その情報は伏せて紹介する行為を行う紹介会社が存在します。

その状況を重くみた高齢者住まい事業者連合会(介護施設運営事業者でつくる団体)が高齢者向け住まい紹介事業者の届け出制度を開始。紹介会社への指導、研修、ガイドラインを作り、不適切な事業者を規制する動きが始まっています。

メリット~基本無料で相談から施設の紹介、見学同行のサービスが受けられる。

デメリット~提携関係がない施設への紹介は不可。自社の利益追求に走ることも可能。
紹介事業を行うのに資格や許認可が不要なため、知識や経験が無くても始められる。

介護施設探しに困ったら介ナビ札幌へご相談下さい

弊社は、そんな今の状況を変えるために誕生した新しい介護施設紹介会社です。
資格も許認可もいらない紹介事業だからこそ、相談員は看護師であることにこだわっています。
介護施設選びはその後の余命さえも決めてしまう重要な決断だと考えています。
その重要な決断を左右する相談を、無資格・未経験の方が行うのはおかしいと考えています。
心身の状況に詳しいだけでなく、病気の予後についても考えられる事が必要ではないでしょうか?

ただ「入(はい)れる」だけの施設選びから、「自身に合っている」施設選びに変えてみませんか?